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大河内山荘は、大正から昭和初期に活躍した時代劇俳優の大河内傳次郎氏(18981962) が
映画出演料の大半を注ぎ込み、傳次郎が34歳の昭和6年から64歳で亡くなる30年間、
数奇屋飾「笛吹嘉一郎」と庭師「広瀬利兵衛」と共にこつこつ創った山荘です。
 
大河内傳次郎という役者さん。「シェイはタンゲ、ナはシャジェン」とか「オヨヨ」といった物真似でしか
知りませんが、日活、東宝、大映、東映で活躍され、特に戦前・戦中は、阪東妻三郎・嵐寛寿郎、
片岡千恵蔵、市川右太衛門、長谷川一夫とともに、時代劇六大スタアと呼ばれました。
 
ただの金持ちの「道楽」だと言うのは簡単だけど、当時の国民的スターが私財の全てを投げ打って
京都の街を一望するこの地に、、自分自身の浄土を創ろうとしたその執念には鬼気迫るものが
あります。
 
 
 
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2万㎡の敷地は回遊式の庭園で、粋を凝らした建物をひとつひとつ辿っていきます。
     上のスケッチは一番大きな建造物の大乗閣。  別荘の中心です。              
 
春の桜や秋の紅葉シーズンは長蛇の列だとか。 5月で良かった(笑)         
 次回は冬に来ることにします。